2011年12月02日

腎生検(を振り返る)

今回は、10月初めの腎生検について、振り返っておこうと思います。
当時は、まだブログを立ち上げていませんでした。
記憶に残っている分を書いておこうと思います。


腎生検とは

背中から機械により針を突き刺し、腎臓の細胞の一部を採取して、
その細胞を顕微鏡により観察する、というものです。

腎生検後は、一定時間、仰向けで寝たまま絶対安静です。
私の場合、寝返りが打てたのが7時間後、
トイレまで行けたのが10時間後でした。


なぜ腎生検が必要なのか

腎臓病といってもいろいろあり、具体的な病名を確定させるため。
病名により治療法が違ってくるので、治療開始のために必要なのです。

特にIgA腎症については、
腎生検がIgA腎症であることを確定する唯一の方法」です。

尿検査や画像診断(エコー等)などでは、IgA腎症であることを
確定することはできないのです(詳しい尿検査で、ある程度推定はできる)。


腎生検入院1日目(腎生検前日)

人生初めての入院です。
緊張していました。

まずは、入院受付へ。
13時の予約で、早めに20分前くらいに到着すると、
入院予約の患者さんが部屋の外の通路まであふれている。
結構、待たされました。
みんな考えることは同じなのか、早めに手続きしようとするようです。
(次の2回目の入院の時には、予約時間を少し過ぎた遅めに行くと、
待ち時間がずっと少なくなりました)

さて、入院受付が終わり、エレベーターで10階以上の病室へ向かう。
緊張しています、人生初めての入院ですから。
(初めてのことには非常に緊張する性格なんです)
ナースステーションらしき所で、名前を告げる。
「腎ユウサクですけど、今日からお世話になります」
すると、看護師さんが病室まで案内してくれることに。
この看護師さんのカワイさにまず驚きました^^
1階の外来の診察室の看護師さんは、どの科もベテランばかり。
この病院はベテランの看護師さんが多いと思っていたので、
診察室と病棟とのレベル(何のレベル?)の違いに驚いたんです。

病棟の方は、思ったより若くてカワイイ看護師さんが多い。
これはいい所に来た、と先ほどまでの緊張感は少しやわらぎ、
わくわく感が少し出てきました。

その日は、レントゲンと心電図の検査を受けたと記憶しています。
あとは何もなく、次の日の腎生検に備えます。

夜は眠れませんでした。
初めての入院の緊張感が最大原因ですけど、隣の重症患者の音の
影響もありました。


腎生検入院2日目(腎生検当日)

いよいよ腎生検の日がきました。

入院前、最も恐れていたのは、腎生検後の絶対安静時の排尿のため、
管(カテーテル)をあそこに通すということです。
(他のブログを拝見すると、管を入れたというのが多かった)
しかし、この病院では男性には管を使用しない方針ということ。
これは一安心。
・・・でも寝ながら尿瓶にうまく排尿できるのか・・・
という新たな心配もありました。

腎生検は、処置室という所で行うということで、ベッドに寝たまま
ベッドごと処置室へ移動(重症患者のように)。
緊張感が増します。
処置室へ入ると、なんとリズミカルな洋楽のポップスが流れている。
(クラシックならともかく)
なんという医師たちの緊張感のなさ。
・・・こっちは緊張感で一杯やのに、なんでやねん・・・
少し腹がたちました(でもリラックスさせるためだったんですかね)。

腎生検を担当するのは、私の主治医。
私の主治医は、この病院の腎臓内科では中堅の医師。
誰が担当するのか不安でしたが、主治医なので安心できました。
痛みを感じるのは、麻酔を打つ時だけ。
腎臓を針で突く瞬間は感じないです。
バネのついた針で自動的に操作するようで、針を発射するという
感じです。
その瞬間にバネのはじけるパチンという結構大きい音がします。
「ハイ、成功」と言う声が3回続き、3回とも無事に採取できました。
採取したものを見せてもらうと、ミミズのようなものが3つでした。

うつぶせでの採取が終わり、医師と看護師に仰向けに回転させられ、
ベッドごと病室に戻ることに。
この移動時に少し痛みを感じました。
病室に戻り、安静にしていると痛みは感じなくなりました。

腎生検自体は、終わってみればあっけないもの。
でも腎生検のつらさは、終わってからなんです。
ずっと安静にしていなければいけないつらさ。
指定された時間(私は7時間後)まで、寝返りもできません。

この時点で一番の不安は、寝ながらの尿瓶(しびん)への排尿です。
うまくできるのか?・・・
担当の看護師さんが、
うまくできなければ手伝いますよ
・・・えっ、手伝われるのも恥ずかしいし困る・・・
と思っていました。
(この日の担当は普通レベル?の若い看護師さんでした)

腎生検後1時間ほど経ったでしょうか。
昼食の時間がきました。
仰向けに寝たままでの食事です。
なので、ごはんは、おにぎりにしてくれています。
でも、おかずは手でつかめるもの以外は無理です。
そこで看護師さんが、おかずを「あ〜ん」で口に入れてくれました。
この「あ〜ん」による食事はうれしかったです^^
実は前日に、昼食が食べにくいので家族の人を呼んだ方がいいかも、
と先生から言われていましたが、それを無視(「あ〜ん」があるかも)。
予想通り、作戦通りでした^^

寝ながらでも普通に食べれるものなんだ、と感じました(ちょっとした感動)。
100円ショップで買った「ストロー付ペットボトルキャップ」は
腎生検では必需品
です。寝ながらの水分補給に役立ちました。


そうこうしているうちに、尿意がやってきました。
いよいよ尿瓶への排尿です。
まず、尿瓶をどういうふうにあてがったらいいのか、わかりません。
絶対安静状態では、尿瓶と自分のあそこの位置関係とか、
どうなっているのか、よくわからないんです。
(前日に練習を申し出るべきでした)
担当の看護師さんに教えてもらうためには、
パンツをずらさなければいけません。
こうなったら恥ずかしいとか言ってられません。
覚悟を決めました。
パンツをずり下げると、私のあそこがあらわに。
すると、看護師さんが股の間に尿瓶をセット。
そして、
さわりますね」と言って、
私のあそこ(平均男性より小さい)をつまんで、
尿瓶の入り口にそえてくれました。

尿を出す体制は整いました。
でも看護師さんが眺めている状態では緊張して無理です。
出ない・・・
すると、看護師さんが「出たら教えてください」と言って、
隣の患者さんの処置へ移動しました。
それで、ようやくリラックス。
勢いよく出始めました。
尿瓶はプラスチック製で、勢いよく放出しても案外音は聞こえません
でした。
たっぷり出ました。
戻ってきた看護師さんが、
あっ、いっぱい出たね
このお言葉に少し興奮してしまいました^^(なぜ?)

最大の心配事だった寝ながらの排尿が終わり、ホッと一安心。
しかし、ずっと同じ寝たままの姿勢のつらさは増すばかり。
寝返りが打てるようになるまでの我慢だと思っていたら、
いざ寝返りを打てるようになっても、寝返りを打ったところで、
全然つらさは解消されない。
夕食は、ベッドの角度を起こした姿勢で食べれますが、
ベッドの角度を変えても、体のつらさは解消されない。
21時くらいに病室のトイレまではOKとなりましたが、
もう限界、早くベッドから出て、ぶらぶら歩きたい!
しかし、次の日の朝まで、病室のトイレ以外は歩行禁止。

結局、その夜は全然眠れませんでした。
とにかく、ずっと寝たままなので、体がつらい。
私にとって、腎生検は、当日の夜が一番つらかったです。


腎生検入院3日目(腎生検後2日目)

ようやくベッドから開放されて、朝食は食堂で。
この日は、原則として、食事・トイレ以外は安静となります。
といっても、寝ていなくてもよさそう。
本を読んだり、軽く歩いたりしていました。
入浴シャワーは、この日まで禁止です。

この日の夜は熟睡できました。
前2晩が眠れなかった分、寝ました。


腎生検入院4日目(腎生検後3日目)

この日から自由に過ごしていい。
順調なので、明日退院ということで喜んでいましたが、
午後から主治医による病気の説明でガックリ。
「IgA腎症です」
顕微鏡の画像を見ながら説明してくれました。
IgA沈着による炎症で、腎臓の組織の一部がつぶれてしまっている
のが画像を見てわかります。
あらかじめネットで調べて、IgA腎症の可能性があるとは覚悟して
いましたが、いざ告げられるとショックでした。
明日退院というウキウキした気分は、吹っ飛びました。


腎生検入院5日目(腎生検後4日目)

退院しました。
でも自宅までの足取りは重いものでした。
(病気確定で意気消沈)
(決してカワイイ看護師さんたちと会えなくなるからではありません)
(でもそれもあったかも・・)



以上、思ったより長くなってしまいました。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。


posted by 腎ユウサク at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 腎生検 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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